京都と兵庫県の三宮市と西宮市で、
自家製乾物づくりの講座を開催してきました。
京都では、ある方がご縁を繋いでくださり、
創業100年を超える乾物店 山城屋さんの社長を少し前に退き、
30代の息子さんに引き継いだという真田千奈美さんに
お目にかかることができました。

契約栽培で価格を抑えることで高価な国産ものも商品に
真田さんのお話を伺う中で、例えば
輸入が90%を超えるゴマも、国産を使っていることに驚きました。
普通、国産のゴマは外国産の何倍もの値段が付いています。
山城屋さんでは、契約栽培をすることで生産者の利益を守りながら、
価格を抑えて商品として成り立たせているのです。
山城屋さんは、cookpadでも乾物レシピを積極的に発信、今日現在でその数557。
乾物を広めたい、もっと美味しく食べて欲しいという思いが伝わります。
レシピは真田さん自ら考案したものも多いのだそうです。
数年前のことですが、山城屋さんの社員のお一人が、
「休暇で東京にきているので」と
私たちの講座に参加してくださったこともありました。
この方もレシピを考えているお一人でした。
その方にお会いしたときから、
社員さんまでがそんな気持ちでいるって
素敵な会社だなあと思っていたのでした。

「きなこ家」で逸品発見!


そんな山城屋さんの八坂本店の数軒隣にあるカフェ
伝統的な乾物をもっと多くの人に使ってほしいと考える中で思いついたのだそうです。
あるようでなかった商品、確かにこれはいける!と思いました。
原料は焙煎した北海道産大豆。
甘みもつけていない100%大豆です。
正直なところ、きな粉を買ってもあまり使わず、
余らせてしまうことも実は少なくなかったのですが、
これならスイーツに限らず、
スープの浮き実やサラダのトッピング、
肉や魚料理にも、ナッツの感覚で使えそうです。
他にもオリジナル商品を中心に、乾物がたくさん。
京都ならではの、聖護院干し大根も!
京都観光の折にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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