(株)ベビーカレンダー(東京都渋谷区)が、
2018年12月18日~12月24日に、
子供がいる男女798名を対象に行った「災害・防災意識調査」によると、
家庭で災害への備えや対策をしていると答えたのは約6割、
「備えていない」が約4割とのこと。
今日で、阪神淡路大震災から24年が経ちましたが、
家庭での備蓄はまだまだ進んでいるとは言えないようです。

自治体での備蓄ではとても間に合わない。その数字は衝撃的でした。
昨日、第二回となる、農水省が進める
「あって良かった!食料の家庭備蓄懇談会」を、
第一回に続けて傍聴してきました。
今回は女性委員2名の発表がありました。
お一人目、
一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会 代表理事の長柴美恵さんは、
家庭備蓄をしてはいても、
その収納によっては、実際に使うことができないこともあると、
非常食をどう収納するかについてポイントを話してくれました。
収納以外のお話で衝撃的だったのは、
横浜市のある区の例をあげ、
備蓄してある主食は、人口の3.7%分
備蓄水は1.3%分
トイレ凝固剤は3.5%分
トイレは1台を750人で使う
という状況だということ。
自治体にしてみれば予算がそれほど取れるわけではない上に、
在庫をどこにおくのかというスペースの問題もあり、
実際、他の自治体も同じような状況なのだそうです。
もちろん災害が発生すれば、外から食料などが届けられはしますが、
すぐに届くわけでもなく、
やはり家庭での備蓄を真剣に考えなければいけないと改めて思いました。
備蓄を用意する際の注意点
長柴さんは、さらに食の備蓄をする際の注意点として、
- 必ず試食をすること
- 好みの味の物を用意すること
- なんでも食べらると思わないこと
の3つをあげていました。
特にこの3については、
「何もなければなんでも食べるでしょ」と考えている人が多いことは問題とも。
もしも、の時には、
食べ慣れたものでないと受け付けない人もでてくるのだそうです。
特に子どもや高齢者はそういう傾向が強いので注意が必要とも。
実際、私も先日、災害食として開発された食品を試食してみましたが、
強烈なレトルト臭が気になり、
とても普段に食べたいと思えませんでした。
温めることができる商品で、5年の保存が可能、
それだけでも災害時にはありがたいのかもしれませんが、
これを例えば3食3日間食べろと言われたら、
相当に辛いと感じました。
ちなみに、この商品は市価で1食1,000円を超えていました。
乾物を普段から使いこなすことは、食の防災訓練になる
こうしたお話を伺って、
「乾物を普段から使いこなすことは、食の防災訓練になる」
と改めて感じました。
乾物は種類も豊富なので、
自分や家族の好みの物を揃えることもでき、
ふだんの食事に無理なく使える価格で、
地元の店で手に入ります。
賞味期限も半年以上です。
DRYandPEACEのブログでは、
乾物を防災に活かす知恵やワザも紹介しています。
参考にしていただけたら嬉しいです。
2人目の発表については、近日中にブログに書く予定です。
DRYandPEACEブログの防災関連記事はこちらをご覧ください。
参加者募集中の講座、イベント
<乾物×防災>
1月25日(金) 11:00〜13:00(キャンセル待ちのみ受付中)
乾物で、防災食もこんなに変わる!
〜もしもの時にも慌てないレシピ〜
新宿区落合
参加費 5、000円(税込)
講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)
2月12日(火) 11:00〜13:00
乾物で、防災食もこんなに変わる!
〜もしもの時にも慌てないレシピ〜
新宿区落合
参加費 5、000円(税込)
講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)
3月9日(土)11:00〜13:00
乾物で、防災食もこんなに変わる!
〜もしもの時にも慌てないレシピ〜(仮題)
八王子 埼玉屋本店
参加費 4、000円(税込)
講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)
チームDRYandPEACEの講座・イベント
1月24日(木) 10:30〜12:30
初干し!自家製乾物事始め。発酵食も取り入れたランチ付
ギャラリーカフェジョルジュ(世田谷区祖師ヶ谷大蔵)
参加費 5、000円(税別)
講師 森真弓さん(自家製乾物作り講師)
詳細はfacebookでご覧ください。
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