ふとしたことで人参を買い過ぎてしまいました。
ちょうど天気もいいし、さて干しますか。
乾物作りは夏と思っている人も多いようですが、
空気が乾いて晴天が多い関東では、冬は乾物作りの適期なんです。
雪深い地域では、
ストーブの前に置いておくとすぐに乾くという方もいらっしゃいます。

どんな料理にしたいかを考えて、それに応じた切り方で
野菜を干す時は、何に使いたいかを考えて形を決めます。
とはいえ、ぶつ切りの大きいままだとなかなか乾かず、
乾く前に腐ってしまうこともあるので、薄切り、千切りが基本です。
お正月も近く、義母の出身地である新潟風のお雑煮と
郷土料理「のっぺい」を作る予定なので、
それに必要な人参の短冊切りも、今回は作りました。
千切りはヨーグルトで戻すサラダ用に。
食感がシャッキシャキで、甘みが凝縮して美味しいんです。
味噌汁やスープに入れてもいいですよね。
輪切りはスープやシチューに。
ちょっと薄めですが、肉じゃがにも使えそう。
下の2枚の写真は乾物仲間の友人が撮ったもの。
お正月用に花形にした人参を干しているのだそうです。


皮を剥いてから干すのがポイント
人参は、皮を剥いてから干すのがポイント。
皮つきのままだと、皮の部分だけ黒ずんでしまうのです。
カビ?と疑いを持ってしまうと食べたくなくなるので、
皮むきは面倒くさがらずにしてくださいね。
汁気のある料理に入れて煮ると、7〜8分もすれば
このピラピラしたところが汁気を吸って伸びて
元の形に戻るから不思議。
味噌汁やシチュー、スープなどに入れる時は、
事前に戻す必要もないのです。
家で野菜を干して乾物にするメリットとは?
家で野菜を干して乾物にすることは、
家庭からの食品ロス削減になり、
家計にも優しい(無駄にせずに済む&安い時に買いだめも可能)
そして、ちょっと時間がある時に手間を先取りすることにもなり、
さらには、もしもの時にも家に常に野菜のストックがあることにもなります。
野菜を買いすぎちゃったな、という時には、
ぜひ、干してみてくださいね。
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