中国の重慶は火鍋が有名です。
牛の脂を大量に溶かして、
その中で具を「コンフィ」(低温の脂で煮る)して食べます。
タレも、香菜、ネギなどの薬味と、たっぷりのごま油にオイスターソースを混ぜて、
これをまぶすようにつけて食べる感じ。
店によっては、各自にごま油の未開封の小さな缶が渡されるほどに、
ごま油も摂取することに。
先日の鍋パーティーでも大人気でした。
(カロリーはこの際考えないのが賢いというものです)
そんな火鍋に入れるのがとっても美味しい「寬粉」(クァンフェン)。
幅の広い春雨と考えていただければ良いと思います。

寬粉ってどんなもの?
その幅は、7mm程度から3cmくらいの幅広いものまであり、
厚みも2mm程度はあります。
実は、この厚みによる歯ごたえ、食べ応えがたまらないのです。
鍋の中で長く煮ていても煮崩れしません。
火鍋に入れる他、茹でてから和え物にするのもまた美味です。
原料はといえば、さつまいもの粉に
多少タピオカ粉を混ぜているものや、
じゃがいもがメインのものなどがあります。

どう戻す?
中国のサイトを見ていても、
水で2〜3時間とか、茹でるとか、温水に浸せとか、
いろいろ意見が分かれているようです。
水に浸すと相当に時間がかかりそうなので、
私は、70度くらいのお湯に1時間ほど置いて戻しています。
若干長く置いても問題なさそうなので、
その夜に使うとなったら、適当な時間にお湯に浸すくらいの
お気楽な戻し方で大丈夫です。

春雨のツルリとした美味しさもたまりませんが、
寬粉のどっしりした食べ応えはまた格別。
味の濃い料理に合うので、
すき焼きあたりにぴったりです。
新大久保や中華街などに行けば、日本でも売られています。
楽天などネットでも手に入るようです。
機会があったら、ぜひ試してみてくださいね。
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