この週末、毎年恒例の年末の鍋パーティーを開催。
スッポン鍋、参鶏湯、肉骨茶、牡丹鍋(お隣さんが仕留めた猪の鍋)、
重慶風火鍋、ローストターキーなどを大勢で楽しみました。
7年続く鍋パーティーで必ず毎年登場しているのが、参鶏湯。
参鶏湯作りに、干した棗は欠かせません。

上海で、生の棗を食べました
3年ほど前のお正月に、
上海の果物屋さんで姫リンゴのような赤いフルーツを見つけました。
店の人に聞いてみると「冬棗」と教えてくれました。
それが下の写真の赤い実です。
だいぶ前のことなので記憶が曖昧なのですが、
爽やかで柔らかい甘みと酸味がありました。
これを干すと、甘みがもう少し深くなります。


「一日吃三棗,終生不顯老」
中国では、棗は「天然のビタミン剤」とも言われ、
補血作用もあり貧血に良いとされています。
「一日吃三棗,終生不顯老」
(1日に3つ棗を食べれば、一生老けない)な〜んてことまで!
お祝いの席で食べられる八宝飯にも使われます。
韓国でも棗は縁起がいい食材と考えられており、
参鶏湯のみならず、棗と栗の餅菓子や、
「薬食」(ヤクシキ)と呼ばれる行事食にも
干し棗は欠かせないのだそうです。
そんな効能を持つ棗ですが、
日本では、生はもちろん、干したものも、
普通のスーパーでは並んでいないのはどうしてなのでしょうね。
(そのうちスーパーフードともてはやされて、日本でも棗ブームがくるでしょうかw?)
お粥やスープに入れても
干し棗はそのまま食べても良いのですが、
お粥を炊く時、スープを作るときなどに入れると、
ほんのりした甘さがいい感じで、
柔らかくもなり食べやすいと思います。
その際には、砂糖漬けになっていない、
ただ干したものであることの確認をお忘れなく!

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