台所を整理していて、使いかけの春雨を見つけました。
ちょうど夜に作ったスープが残っていたので、それを温め、
春雨をそのまま投入してスープ春雨に。
スープを吸ってすぐに柔らかくなるのが、
春雨のいいところ。
簡単でお腹にもたまる朝食になりました。
ところで、春雨の原料って何かご存知ですか?

春雨の原料は?
一般的に売られている春雨の原料は、
緑豆と呼ばれる豆です。
緑豆を見たことがない人でも、
緑豆もやしを食べたことはあるのではないでしょうか?
(下の写真参照)
東南アジアでは豆の形を残したまま食べられることも多いのですが、
日本ではあまりそうした使い方はしていません。
緑豆春雨も、ほぼ中国産です。
実は、日本では、
じゃがいもやサツマイモのデンプンから春雨が作られてきましたが、
今は、国産の春雨はとても貴重で、あまり見かけることがありません。
ツルンとした緑豆春雨に比べてちょっともっちりした食感です。
国産春雨があまり見られないのは、
輸入の緑豆の春雨の方が安価であること、
白いこと、
また熱を加えた時に溶けにくいことで、
緑豆春雨の方が好まれてきた結果なのでしょうか。

春雨はどうやって作られる?
春雨は、豆、じゃがいも、サツマイモなどのデンプンをこねて
細い糸状に加工したものを茹でてから、
冷凍した後に解凍し、干すことで作られます。
「凍らせてから干す」というこのプロセスで、多孔質になり、
ダシをよく吸うという性質が生まれます。
高野豆腐や、棒寒天と同じですね。

春雨を常備するメリット

春雨は、上にも書いたように、
熱湯に入れるとすぐに柔らかくなり、食べられるので、
忙しい時の食事作りに重宝します。
豆や芋類のデンプンが原料なので、
アレルギーなどでグルテンフリーの食事をしたい人にとって
小麦から作る麺類のかわりになります。
また、塩を含んでいないことから
(うどんやそうめんなどの乾麺には塩が入っています)、
減塩を考える方にも適していますし、
スープに直接入れて調理できるのも、塩がないからこそ。
そうめんも早く火が通りますが、
別茹でしないとスープがしょっぱくなってしまいますが、春雨なら心配なし。
ということは、もしもの時の炊き出しなどに加えるにも、
春雨は便利と言えるでしょう。
キッチンに眠っている春雨はありませんか?
ぜひ、使ってみてくださいね。
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