今年10月下旬に行われたフードロスに関する調査(*)で、
どの世代でも捨ててしまう食材の1位は野菜、2位は調味料。
そして、乾物は、全体で4位。
40~50代では3位につけてしまっています。
ちなみに20代30代では5位。
食べものの無駄をなくすことに貢献するはずの乾物が捨てられてしまうのは、
とても残念です。

なぜ乾物を捨ててしまうのか?
なぜ長期間保つ乾物を捨ててしまうことになるのでしょうか。
周りの人たちから、
「長くもつからと油断していて、いつの間にか賞味期限が切れてしまった」
「切干し大根の色が茶色くなって食べていいのか判断がつかなくて捨ててしまった」
「ひじきの煮物を一回作ると、他に料理を知らなくて、結局捨ててしまった」
などの声を聞きます。
しまいこまない、和食だけという思い込みを外す
乾物を捨ててしまう理由がそういうことなら、その対策は、
- 乾物をしまいこまない
- 乾物のレシピを増やす
- 販売する乾物の容量を減らす
などが考えられます。
見える収納を工夫して、目につくようにすることで、
「食べちゃわなくちゃ」と思わせるようにする。
簡単に作れる乾物レシピを増やすためには、
和食という先入観を削ぎ落とすことで、
もっと自由に乾物を使うことができるのではないでしょうか。
てっとり早いところでは、
乾物カレー。
普段のカレーに乾物をあれこれ入れると
その美味しさに驚くと思います。
ダシがたっぷり出ますから。
容量については、
あるお店で、干し椎茸をたった2枚だけで売っている例がありました。
そこまでは極端なようにも思いますが、
一人、あるいは二人の家庭で初めて使ってみるなどには
いいのかもしれません。
以前伺ったお宅での乾物収納例をご紹介します。
参考にしてくださいね。


お子さん2人がいるワーキングマザーのお宅に伺った時に見せていただいたのは、
お味噌汁用乾物セット。
市販の乾物を組み合わせて味噌汁セットを作っています。
4人分の朝食には、包丁いらずでお味噌汁を作れるのは時短になり便利!とのこと。
2パターン作っているのも、飽きがこないようにという配慮から。

普段目にする頻度が高いところに、乾物をまとめて収納しているそうです。
透明なケースに入れているのも、見逃さないためのポイントです。
今、ご自宅にある乾物の収納の見える化から、はじめてみませんか?

*サーモス株式会社が2018年10月20,21で実施。
週1回以上はお弁当を作っている全国20~50代の既婚女性857名を対象にした調査。
近日予定の講座、イベント
<乾物マジックランチ>
11月29日(木)12:00〜15:00 乾物マジックランチ会
DRYandPEACE(詳細近日公開予定)
<自家製乾物作り講座>
11月23日(金・祝) 11:00~ 豊島区大塚にて 三浦好美講師
11月25日(日) 11:00~ 江東区豊洲にて むらせくみこ講師(残席僅少)
これらの講座に参加すると講師養成講座への参加資格ができます。
その後の開催予定については、こちらのカレンダーをご覧ください。
<岐阜県大垣市 だし乾物講座>
11月10日(土)10:30~12:45 成田奈苗講師(詳細、お申込はこちらから)
<乾物×防災>
11月30日(金)10:30〜12:30 愛知県岡崎市 成田奈苗講師
(詳細、お申し込みはこちらから)
12月5日(水) 11:00〜13:00 新宿区落合 DRYandPEACE(詳細近日公開予定)
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