乾物を普段から使うことは「食の防災訓練」

10月20日(土)の日経PLUS1に、乾物と防災についての短いコメントを掲載していただきました。

乾物を常備し、普段から料理に使うことは、食の防災訓練になると考えています。
昨年、防災の専門家にお話を伺う機会があり、そのことを改めて確信しました。

それはなぜか、、、

友人が写真をとって送ってくれました。
友人が写真をとって送ってくれました。

普段やっていないことは、もしもの時にはできない

防災の専門家から伺ったのは、

  1. 普段やっていないことは、もしもの時にはできない
  2. 普段食べ慣れていないものは、もしもの時の力にならない
  3. トイレに行けないと、食べることができなくなって衰弱する

非常食として開発され売られているものを否定するつもりは全くありませんが、やはり普段食べるにはちょっとお高いのも事実。

乾物は、普段使いできる価格。安い時に買った野菜で自分で干して作ることもできます。

乾物は総じて、食物繊維が豊富です。特に、わかめや寒天、ひじきなどの海藻は、水溶性食物繊維が豊富。これが便秘解消に効果があると言われます。

下の写真は、防災の現場をずっと見てきたという女性消防士の草分けでもある方が、普段家に常備しているという乾物セット。
自分で干した野菜と市販の乾物を組み合わせて好みのセットを作って常備して、普段の料理に使い、また補充するというローリングストック(回転備蓄)をしているとのことでした。

防災の専門家の女性が、ご自宅で常備している乾物を見せてくれました
防災の専門家の女性が、ご自宅で常備している乾物を見せてくれました

非常時のために知っておくといいこと

まず押さえておきたいことは、

ナッツやドライフルーツのように、そのまま食べることができるもの

切干し大根などのように、「水分」で戻せば、火を通さなくても食べることができるもの
汁物などにそのまま入れれば、短時間で戻るもの(包丁もいらない!)

普段から乾物を使っていれば、こうしたことが頭の中に自然と入ってきます。

「水分」とカッコをつけたのは、戻すのは水でなくてもいいという意味です。

例えば、ホタテやツナ(ノンオイル)の缶詰と切干し大根を混ぜて15分ほどもおけば、切干し大根は、缶詰の水分で戻ります。

果物の缶詰に、棒寒天をちぎって入れるだけでも、食物繊維が摂れます。缶詰の汁気で戻るのです。非常時に甘いものを口に入れたら、少しはほっとするのではないでしょうか。

市販の非常食やカップ麺、カップ味噌汁などの中に、乾物を入れるだけでも栄養的にもバランスがよくなり、食物繊維の量も増えます。

パウダー類も使いこなせば離乳食にも

ジャガイモやかぼちゃをはじめとする野菜のパウダー(これも乾物)は、水で溶くだけで、マッシュポテト、マッシュかぼちゃ状態になり、離乳食にも使えます。

普段の食卓では、ポタージュスープにしたり、ポテトサラダやかぼちゃサラダに、コロッケの具に、ニョッキを作るなど、茹でる手間なく作ることができて便利です。

じゃがいもパウダーで作ったポテトサラダ
じゃがいもパウダーで作ったポテトサラダ

普段の料理に、乾物を取り入れて、「食の防災訓練」始めませんか?

乾物防災食、11/10(土)1日乾物大学でもご紹介します

<自家製乾物作り講座>
10月31日(水) 11:00~ 江東区豊洲にて むらせくみこ講師

11月3日(土) 10:30~ 世田谷区祖師ヶ谷大蔵にて 森真弓講師

これらの講座に参加すると、11月14日(水)、29日(木)いずれも11:00〜(会場 大田区北千束)に予定されている講師養成講座への参加資格ができます。

その後の開催予定については、こちらのカレンダーをご覧ください。

一日乾物大学in横浜市都筑区
11月10日(土) 11:00~16:00(入退場自由)
7名の講師による6種の講座!
「学食」だけのご利用も大歓迎です!

防災×乾物の講座は、以下の二回。参加費300円です。
ご予約ください。

13:10~13:30
15:00~15:20