2016年

8月

30日

乾物をめぐる旅in山形⑤〜山菜料理の老舗「出羽屋」さんへ

西川町の山菜料理の老舗料亭 出羽屋の女将、佐藤明美さんとはfacebookで繋がっていました。そんなことから、山菜を中心とした乾物のお話を伺いたいとランチに訪れたのは2016年7月下旬のことでした。

山菜たっぷりのランチ!
山菜たっぷりのランチ!
ランチを終えたところで佐藤さんが山菜の乾物を持ってきてくれました!
ランチを終えたところで佐藤さんが山菜の乾物を持ってきてくれました!さすがのこの量!

出羽屋さんは、「出羽屋の山菜料理」という本も出しているほどの山菜料理の名店。
本を拝見すると、知らない山菜もたくさん。

こんなに様々な山菜を使いこなす。そしてそれだけの山菜があるこの土地。
改めて素晴らしいことと思います。

中でも、高い樹上に生えるコケという「きぶのり」は幻とまで言われる貴重品。

乾燥もの、戻しただけのもの、そしてくるみ味噌で味つけたものをご用意して待っていてくださったことには感激してしまいました!

高い樹上にあるがゆえに、5m近いような雪深い地域でしか採取ができないのだそう。

樹上10mに生えているから5mの雪の台!の上に乗って、さらに長い竿のようなもので採取する、と飯山の雪深い中をカンジキで歩きながら説明を受けたことがあるのを思い出しました。
ここで実物を食す機会に出会えるとは!

ふわっとやわらかいながら噛み応えもある不思議な食感の「きぶのり」
ふわっとやわらかいながら噛み応えもある不思議な食感の「きぶのり」
こんな素敵なお部屋でランチをいただきました
こんな素敵なお部屋でランチをいただきました

佐藤さんの説明がほぼ終わった頃に、佐藤さんの息子さん夫婦が挨拶に来てくれました。奥様は地元で雑誌を作っていらっしゃるとか。

山形の食を発信していきたいという二人の思いが感じられ、若い力を頼もしく感じました。
都内でも時折イベントを開催しているそうです。

全国でもこれだけ山菜料理を存分に味わえるお店はあまりないと思います。
忙しい中、わざわざ準備して待っていてくださった佐藤さんの気持ちに感じ入ると共に、山形の山菜料理の文化を次代に継承していきたいという佐藤さんと息子さんご夫婦の心意気を感じた時間でした。