大井沢の旅館孝庵に宿泊しました。
オーナーの小山さんご夫婦、ご主人様は元・農水官僚、学生時代に旅した大井沢で奥様に出会い、その後結婚。子育てを終えた後官僚を早期退職し、奥様の出身地である大井沢に移り住んで民宿を始めたといいます。
サカイは5年前の冬に二度お世話になり、お二人の暮らし方、奥様の乾物料理の腕に惚れ込んで、今回改めて乾物についてのお話を伺わせていただくことにしました。


青大豆の収穫が終わると「豆打った〜?」というのが、この地域の女性たちの挨拶代わりになるといいます。
乾燥大豆を少し水に浸けてから一粒ずつ打って潰して作る打ち豆。
平らに潰れているために火が通りやすいのです。
実際、ものの10分ほども茹でれば火が通ります。






都会での生活に別れを告げて、雪深い大井沢に暮らすのは大きな決断だったと思いますが、
「デパートとかないし、お金使わないのよね。面白い人もIターンしてくるし、不思議な土地なのよ。」と笑う裕子さん。
ご自分たちのペースを大事に、春から秋の間に畑を耕しその作物を大切に料理し食べ、同時に自ら乾物を作り冬に備える。
豊かな時間の流れを感じました。
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