東根の六田で麩料理を堪能してから西へ。
大井沢という土地は、サカイがあるNPO(の前身)の活動をしていた頃、2011年から2012年にかけて何度か訪れていました。その当時に出会った、無添加ソーセージを作るくんせい工房ぽれぽれの田作政司さんのご紹介で、乾物についてお話を伺うべく、民宿・平三郎の志田美子さんを訪ねました。

多い時は5mを超える積雪も珍しくない土地、大井沢。
今でも11月になると外の世界と隔絶されてしまう集落があるほど。
この地域では、乾物作りは命をつなぐためにどうしても必要だったことなのです。
お話を伺うつもりで上がらせていただいたら、なんとテーブルの上にはたくさんのお料理が!
文四郎麩でコース料理を食べて、お腹の中で麩が膨らんでいる状況がなんとももったいない。
それでも、大好物の赤コゴミ、この美しさを目にしたらやはりいただきます!
乾物が地味だなんて誰が言った?というこの色をみよ!であります。
(赤コゴミ、実は、サラダにしても美味しいのです。もちろん炒め物などに入れても)






「カタクリはくるみ和えや煮びたしがいいよ」
「ワラビは他のものより塩を多めにして干すといいんだよ」
など、料理法について、乾物作りについての知恵をあれこれ教えていただきました。
美子さんは、商品開発、料理法の継承などを進める女性8人のグループのリーダーも務めており、西川町の道の駅にしかわ月山銘水館に商品をおろしてもいます。
民宿・平三郎では、そばも予約に合わせてそばの実を手挽きするところから始めて打ってくれるそうです。
美子さんが続けている雪深い土地だからこその暮らし。
豊かな時間を共有させていただきました。
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