2015年

9月

02日

NHK「ひるまえほっと」にて、防災の面からみた乾物についてご紹介させていただきました

9月1日防災の日にあわせ、防災の面からみた乾物の魅力や活用法について、NHKの「ひるまえほっと」にてご紹介させていただきました。

昨今、非常食に関する考え方の一つとして「ローリングストック法」が推奨されてきています。

普段から食べるものを備蓄し、食べた分はまた補充するローリングストック法には、たとえば「乾パンを用意しておいたけれどいつのまにか賞味期限が切れてしまった。普段に食べるっていってもなあ、、」といった問題が生じやすい従来の備蓄法とは違って、備蓄食材が常に新しいものに入れ替わっていくよさがあります。

とはいえ、ある程度の長期常温保存に耐えるものでなければいけない、というわけで、非常食としての乾物に注目が集ってきています。

ディレクターでもありレポーターでもある西村美月さんからのお題は、「水も火もない状態でも食べられる乾物料理を」でした。ドライフルーツやナッツ、シリアル類はもちろん食べることはできますが、それを紹介してもしかたがない。では何が、、、?と思った時にひらめいたのが下の写真。

クスクスは馴染みのない方も多いとは思うのですが、火を通してから加工してある小麦製品であるため、加熱する必要なく食べることができる炭水化物(穀物)。もしも、の時のためには常備しておく価値があると私たちは考えています(熱湯が使えれば5〜8分で食べられます)。

トマトの旨味や野菜としての栄養、昆布はもちろん旨味のもと、ミネラルも含みます。そしてクスクス。混ぜたら30分で戻るので、たとえば真夏の炎天下での「もしも」でも30分なら腐ることなく食べることができるはず。そんなことも考えました。レシピはこちらにあります。

実はこれ、「ほんとにおいしいの?」と思う方も多いと思いますが、自宅での撮影の際にも、またスタジオでご試食いただいた際にも好評でした。「イタリアン?って感じですよね」、と。もちろん限られた条件の中なので「絶品!」とまでは言えませんが、「ふだんの朝や昼に食べてもいいかも」といったコメントも。

材料は、無塩トマトジュース、納豆昆布、クスクスのみ
材料は、無塩トマトジュース、納豆昆布、クスクスのみ

そしてもう一つのお題は、「火が使える状態になった時に、お腹にたまる食事」。それにはこんな料理を考えました(レシピはこちら)。

油麩(仙台麩)を使い、水は最低限。油麩は揚げてあるので、肉なし料理にコクをプラスしてくれます。旨味たっぷりの乾椎茸はスライスを使うことで戻りもはやくなります。昆布は切り昆布。これも乾椎茸と同様はやく柔らかくするため。切干大根を加えたのはその自然の甘みを活かすとともに食感をプラスという意味もあります。

ご飯が手に入ればそのおかずとして。また油麩を多めにすれば(麩の原料は小麦なので)そのままでもお腹にたまります。

私たちが乾物に力を入れていこうと思ったのは3.11の少し前。3.11の後、計画停電が実施されていた地域に住む私たちは、生ものがすべて売り切れているスーパーで乾物がいつもと変わらずに棚にならんでいることに衝撃を受けました。それが乾物を広めよう!と思ったきっかけでした(ちょうど日経BPのエコマムサイトにこのことを書いていますので詳しくはこちらをご覧ください)。

ふだんから乾物料理を作って食べることは、食の防災訓練にもなる。私たちはそう思っています。

これからも、さまざまな乾物の食べ方の提案、魅力の発信、していきたいと思います。