南極観測隊のリクエストで生まれた、北海道発「極食」

フリーアナウンサーとして活躍、北海道食のコンシェルジュでもある安達祐子さんに「極食」をいただきました。


南極観測隊の「おいしいごはんが食べたい」という思いから始まったという、北海道食材を使ったフリーズドライ食品「極食」が目指したのは以下。

  1. 水やお湯だけで戻してすぐに食べられる
  2. 軽い
  3. 北海道の新鮮で安全な食材を使う
  4. 賞味期限が長い(約2年)
  5. おいしい!

日本のフリーズドライ技術は世界に誇るものですが、厚みのある食材をフリーズドライ化するのは当初とても無理ではないかと思われていたのだそうです。


はい、食材から水分を少なくすることによって、常温長期保存ができる食べものを乾物ととらえるDRYandPEACEは、フリーズドライも乾物、ととらえています。

ほうれんそう、ほたて、えのきだけが具
ほうれんそう、ほたて、えのきだけが具

いただいたのは、猿払産ほたて入り青菜お浸し。

重さはたった8g。
付属のトレーに水を50cc加えると2分で戻ります。
袋をあけた途端に、ほたての香りがぷ〜ん。
南極で何ヶ月もテント生活をしていたら、これはたまらないでしょう。

袋をあけるとこんな感じ。
袋をあけるとこんな感じ。

パッケージの写真のイメージよりは濃いめの醤油味。

南極で食べるとなれば、きっと多少濃い目の方がおいしく感じられるのでしょう。

水を加えてみたら、あっという間に戻る。
水を加えてみたら、あっという間に戻る。

量は「副菜」ということで少なめ。801円の価格を考えると、普段食べるために購入する人は少ないとは思います。

ただ、軽く、スペースもとらないので、山を趣味とする人にとって、また「もしも」の時の備えとしてはとてもいい!

そして、この「極食」シリーズ、2009年からは、国際宇宙ステーションに長期滞在する日本人宇宙飛行士の食事としても使われています。もちろん、副菜だけではなく、刺身や焼き鮭、炒め物などメイン料理もあります。

北海道以外でも、関東近郊でも扱っている店があり、ネット販売もしているそうなので、興味がわいた人はリンクからぜひ。

安達さん、ごちそうさまでした!

小鉢に盛りつけるとこのくらいの量。一人分。
小鉢に盛りつけるとこのくらいの量。一人分。