歯ごたえの切干大根、甘みのゆで干し大根

乾物マエストロの加藤良依さんから、長崎県西海市西彼(せいひ)のゆでぼし大根と、宮崎県清武町の切干大根をいただきました。

西彼(せいひ)のゆで干し大根は、一本5kgほどもある「大栄大蔵大根」という品種の大根を切り、大きな釜で茹で上げて作るのだそうです。

茹でた大根は、海沿いの断崖絶壁に組んだ櫓の上に広げて干すのが特徴。

一度茹でてあることで柔らかく、生のまま干した切干大根に比べてはやく戻ります。10分たたずに柔らかく戻りました。

また、冬の冷たい海風で干すことがおいしさのポイントとのこと。

 

戻しただけですぐに食べてみると、たしかに甘い。サラダや和えものにするならとくに、辛みが苦手な小さいお子さんや歯の弱い年配の方がいる場合は、ゆで干しがいいかもしれません。

生を干した切干し大根(左)とゆで干し大根(右)を戻したもの。ゆで干しの方が色が濃い。
生を干した切干し大根(左)とゆで干し大根(右)を戻したもの。ゆで干しの方が色が濃い。

切干大根といえば宮崎県が日本一の生産地。

清武町の切干大根は、青首大根を、霧島連山からの冷たい風「霧島おろし」が吹く時期に乾燥させたもの。

ゆで干し大根と食べ比べると、生ならではのしっかりした歯ごたえが残っています。

戻しただけで食べると、大根の辛みも多少ある大人の味。

 

ゆで干しと切干をあわせてサラダにといった食べ方をすれば、甘みとうっすらとした辛み、柔らかさと歯ごたえとを同時に味わえておいしそうです。

 

関東ではゆで干し大根はあまり見かけませんが、見つけたらぜひ食べてみてくださいね。

テレビの取材を受けているようで、断崖絶壁に干されている風景も含め、写真が多数あるページをみつけました。興味のある方はぜひご覧ください。

加藤さん、ごちそうさまでした!