2014年

12月

14日

乾物ドライカレーパンを食べながら砂漠緑化について知る会@CASEギャラリー

12月13日、代々木上原のCASEギャラリーをお借りして、乾物ドライカレーパンプロジェクトのイベントを開催、約30名のご参加をいただきました。

木を何本植えたかではなく、現地の人の暮らしをよくしながら緑化を進めるしくみを作りたい

内モンゴルの緑化を20年以上続けている(社)地球緑化クラブの原鋭次郎氏に砂漠化の現状や現地の産業政策にも繋がる緑化の試みについてお話しいただきました。

植樹というと林を思い浮かべると思います。ですが、高木を植えるだけではCO2を減らすには効率的なものの、現地の人たちの仕事を減らし、さらなる貧困に陥れる怖れがあると原さんはいいます。

木は砂漠に植えてもすぐに枯れてしまうため、まだ緑が残っている土地に植えるのが効率的です。でもそうした場所での植樹は、牧民である地元の人たちを追い出すことに繋がります。家畜をそこに放てば新芽を食べてしまうからです。

そこで原さんは、高木だけでなく牧草や背の低い果樹などもあわせて植える方法で緑化を進めています。


牧草が育てば、より多くの家畜を飼うことができます。

果樹が育てば、現地の人の収入に繋がります。
高木の林があっても直接現地の人の収入には結びつきません。でも、大切な牧草や果樹を守るために必要となれば(防砂林として)、現地の人が高木も大切にしてくれます。

 

また緑化の観点からも、高木だけよりはさまざまな高さの植物が植わっている方が実は効率がよいのだそうです。高い木だけでは根元を風が吹き抜けて砂漠化しやすいという欠点を、さまざまな高さの植物が育つことで、低いところから高いところまで風が吹き抜けるのを防ぐことができるから、というのです。


現地の人が暮らしに困るほどの貧困に陥れば、木を切り倒して薪に使ってしまったとしても誰が批判できるでしょう?
現地の人が潤うと同時に緑化が進むしくみを丁寧に進めることの大切さを改めて考えさせられました。

このイベントのために乾物ドライカレーパンを焼いてくれたのはルヴァンさん

パン好きの聖地とまで言われるルヴァンが、このイベントのためだけに特別に乾物ドライカレーパンを焼いてくれました。12月のあわただしい時期に、夏にしか作っていないカレーパンを特別バージョン(切干し大根入り)で焼いていただくのはオペレーション上大変だったとのこと。感謝!

多くの方のご協力でプロジェクトは広まっていきます。感謝!

乾物ドライカレーパンプロジェクトのためにロゴをデザインしてくれたデザイナーの月乃南さんも出席してくれました。

地元のパン屋さんやパン教室さんに繋いでくださった方々も参加してくれました。


日本カレーパン協会会長や、世田谷カレーパンまつり事務局の方々にもご参加いただき、今後の広がりも楽しみになりました。

5月の内モンゴルへの植樹&グルメツアーをご担当いただく風の旅行社の高嶋さんは、ご自身がツアーへの参加意欲満々な上に、このプロジェクトをどう広めたらいいかすでに企画をいろいろ考えてご提案してくれています。友人の紹介で風の旅行社さんに相談を持ちかけたのですが、偶然にもそこで会った平山さんは15年前、原さんの活動に参加して1ヶ月を内モンゴルで過ごした経験のある女性ということがわかり、今回のイベントでもその時の様子をお話いただきました。

さまざまなアーティストがデザインした椅子におかけいただきました
さまざまなアーティストがデザインした椅子におかけいただきました

こうしたイベントを開催できたのもCASEギャラリーオーナーの湯川年希氏がプロジェクトに共感して場所をご提供くださったおかげです。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
CASEギャラリーは、北欧の家具やアートを紹介する他、日本の現代アーティストの作品を積極的に取り上げています。代々木上原から徒歩5分ほど。皆様、機会がありましたら是非おでかけください。

乾物ドライカレーパンプロジェクトは2013年に立ち上げました。
皆様のご協力をいただきながら、一歩一歩広めていきたいと思っています。
食を通じて社会に働きかけることができる、そんなことを見える化できたらと思います。

乾物で世界をもっとPEACEに!
DRYandPEACE!