茅野市の諏訪東京理科大学の地域連携センターのコーディネーターのKさんにホテルまで送っていただく際に「『みをつくし料理帖』を書いた作家さんの『銀二貫』という小説は、寒天がテーマなんですよ」という話をきいた。
その後訪れた松木寒天さんの売り場にこの本が並んでいたのを見つけ、思わず購入。帰りの電車の中で読んだのだが、これが江戸時代の大阪を舞台にした人情話。寒天問屋が物語の中心舞台。作家の高田郁さんは、この小説を書くにあたって松木寒天さんを取材されたのだそうだ。
実は高田さんの本を読んだのはこれが初めてなのだが、読みやすい文章、思わずホロッとくる人情話にほぼ一気読み。「寒天や寒天づくりについての記載も、丁寧に取材してもらいました」と松木寒天の方。
コメントをお書きください