砂漠化。
世界中で、1分に100m×1kmもの広さが沙漠になっていく。
砂漠化のスピードが最もはやいと言われるのが中国の内モンゴルだ。
中国の沙漠の中でも小さい方といわれるクブチ沙漠を訪れた。
そうはいっても、南北に16km、東西に300kmもの広さだ。
そして年々広がっている。

沙漠では、平地よりずっと風が強い。
もちろん砂がうちつける。
カメラを外に出したら「瞬殺」ときいていたので、ビニールの中にいれたまま撮影。なので、構図も見えないし、ボケた写真にしかならない。
ひどい風がふくと、目をあけているのもやっと。
それでも、この日の風はそうでもない、とのことだった。

この沙漠では、私たちDRYandPEACEのパートナー、(社)地球緑化クラブや鳥取大学が沙漠緑化にむけての実験的植樹を行っている。
沙漠になる前の「沙地」=砂ばかりだが、植物も多少はあるという状態、で砂漠化を食い止めなければならない。
(社)地球緑化クラブの代表、原鋭次郎氏は、20年も前からこうした活動、研究を続けている。5年前から、モンゴルの遊牧民出身で、青森大学大学院環境科学研究科を修了したチャオクー氏も加わった。
「動く」砂をどう固定して植物を根付かせるのか。 砂漠化を防ぎ、樹木や牧草を植える作業は、現地の人たちの収入アップと「沙地」の緑化を同時に実現することになる。

日本で唯一、沙漠化防止について研究している鳥取大学乾燥地研究センターも、この土地で(社)地球緑化クラブとともに研究、活動している。

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